「ＪＩ転車 で ＧＯ！」
○○○○ はじめに ○○○○
仕事で法務局にある手続きに行く事になりました。今までも何度か行った場所ですが埼玉県に引っ越して初めて自転車で行ってみる事にしました。
◎ルートの紹介 (トータル走行距離 41.2Km)
自宅→狭山ヶ丘駅東→小手指ヶ原→北野天神前→椿峰団地→山口城址→西武円遊園地（多摩湖）→新青梅街道（東大和市清水）→玉川上水（小平市小川）→けやき台団地（立川市）→立川税務署→ＪＲ中央線→法務局立川出張所→これより帰り道→自転車道→けやき台団地→野火止用水→府中街道→野口橋→久米川辻→徳蔵寺→松が丘調整池→長久寺→西武池袋線西所沢駅→４６３号線→自宅
埼玉県といっても自転車で都内に入れる端っこに家があるので距離的には全く問題ない、以前の家にだってチャリで行けちゃう・・・距離的には。
ところが、この境目の所に山があるのです。
山というか狭山丘陵という丘らしいのですが、ちょうど東京都と埼玉県の都県境にあってそれを超えないと行かれない。
で書きましたが、私は坂道でくじけてしまうのではないかとドキドキでした。
ただ、この狭山丘陵は
・越えられるものなら越えたいと思っていた事。
・車で何度も何度も通っている事。
・なんといっても東京側の道はサイクリングしたこともある事。
等々から距離感はだいたい解っていましたし土地勘もまぁ心配の無い所なので、最悪途中に自転車置いて電車で帰ろう、翌日電車で自転車取りに行けばイイや。とお気楽でした。
お天気はサイコ～。サイクリング日和。
目的地は法務局立川出張所ではあるものの、この狭山丘陵を満喫しよう「ＪＩ転車 で ＧＯ！」更新しようと、こわごわ半分ノリノリ半分で出かけました。
先この狭山丘陵は東京都の水瓶として造られた狭山湖・多摩湖とその水源保護林があったために、東京近郊としては稀有な広域の里山の環境（景観を含む）が保持されている。（出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』）との事。
宮崎駿が監督した長編アニメ映画『となりのトトロ』で舞台のモデルになった八国山緑地もあり「東京都の自然景勝地」のひとつと言う事も納得。ここは本当に東京か？と思うほどの景観を楽しめました。（霞がかかってはいたけれど新宿のビル軍も見えました）
上り坂も覚悟の上だったからか、それほどのダメージも無く昇りきった時は達成感もあり、そよ吹く風も爽やかで本当に良い気分でした。
坂を下り前住まいと元住まいの町を通り抜け立川市へ。このあたりはもっともっとゆっくりしたい所だけれど、帰りの道中を考えると遊び疲れるわけにもいかず、法務局のご用を終えた後は遊歩道や上水の写真を撮るだけにして・・・。さっさと帰路につきました。
さて、帰りは坂を回避しようと遠回りの道を選びました。
我が家から都内に入るのにほぼ直線で行こうとすると山（狭山丘陵）越えなければいけませんが、遠回りを覚悟すれば山無しで走れるのです。遠回りといっても1.3倍位らしく、体力温存していた私は「くたびれたら途中に自転車置いて電車で帰ろう」と考えていた事などすっかり忘れ、ルンルンリンリン走っていました。
この遠回りだけど坂無しのコースは、一部息子Mが高校生だった時使っていた所でもあり私にとっても懐かしい道でした。Mにしてみればおそらく路地裏まで熟知しているはずです。
当時全く興味も関心も無かったのですが・・・
この通学路はおおざっぱに言えば、狭山丘陵の東の八国山のふもとのさらに東に位置していて、ちょっと脇へ入れば新田義貞（にった よしさだ）のゆかりの地があると言うのです。
実は・・・寺脇夫婦の現在のマイブームというか、ちょっとはまってみているドラマ（DVD）が『太平記 (NHK大河ドラマ)』なのですが、『太平記』の事はフリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）等でお調べいただくとして、この中に新田 義貞という南北朝時代の武将が登場し彼がこのあたりで戦ったくだりがでてきたのです。
鎌倉攻めの際にこの付近で討死した武将を供養して建てられたといわれる「元弘の碑」を所蔵する徳蔵寺がそこで、このお寺から我が家までのほぼ中間地点には「小手指ヶ原」という合戦場まであって『太平記』にハマッテいる身としては・・・両方立ち寄るしか有りません。（「小手指ヶ原」は時間の都合で交差点の写真だけ・・・）
残念ながら徳蔵寺にある資料館は工事中で、お寺の全景もよくわかりませんでしたがとりあえず鎌倉気分をちょっぴり味わいつつ・・・旧鎌倉街道に沿って走ることにしました
道端に池発見！「松ヶ丘調整池」と書いてありました。雨水を貯めておく池のようですがカモやコイがたくさんいたし、張り紙にはタヌキまで住んでいるようで・・・、さすがトトロの森が近いだけあるわぁ。
と、キョロキョロリンリン走っているうち、そこはすでに我が家からそう遠くない事が立て札から判明。遠回りだけど坂無しのコースは決して遠回りでは無かったのでした。
往復約5時間、狭山丘陵の自然を満喫しほんの一瞬の鎌倉末期を想い、平和気分100%でいられる今の自分にありがたいと感謝しつつ・・・唐突に今度はなぜかコンクリートジャングル新宿までサイクリングしたくなりました。
東村山市ホームページ（八国山緑地・新田義貞・徳蔵寺「元弘の碑」等）
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