伊豆旅行タイトル

梅雨入りの翌日、伊豆半島の熱川温泉に行ってきました。
今回のテーマはズバリ『温泉とご馳走(海の幸)満喫』旅行。えっ?テーマなんてあるんだ・・・と思われるかもしれませんが、実はコッソリあるんです。

前回の日光観光は"「日光見ずして結構と言うなかれ」を体験しようじゃないか"ツアー。
で、奈良・京都は"古都巡り"等々それなりに色々あるわけです。

さて、そういうわけで観光はせずホテルに付いたら先ず温泉に入ってご飯食べまくって又温泉入って寝る、翌朝も温泉に入るぞ〜、雨なんて関係ない、だから梅雨入りしたって平気平気〜。そう思っていました。伊豆辺りへ海の幸を食べに行きたいね〜。という話をして、具体的に日取りを考え始めた頃この梅雨時期を避けるか否か、と考えなくも無かったのですが観光に行くわけじゃないからいつでも良いよ。安く行かれる時に行っちゃお〜。とネットで安いプランを探すと・・・・やはり梅雨時期(閑散期)は激安!(なんと海辺のホテルだったから夏の観光時期の一番込み合う時はメチャ高。その約1/3の価格で泊まれたのです)

当日の朝、前日の天気予報どおりやはり雨でした。が、幸い豪雨でもなく、また電車にさえ乗ってしまえば現地まで天候の事は忘れられる。初めての『踊り子号』への乗車という事もありウキウキワクワク、この場合の雨天など全く問題ありません。


踊り子号
踊り子号座席

私達が往路で乗った『踊り子185系』はレトロな車両でコレが又いい感じ・・・。旅行に付き物のお弁当を食べたり、初めての伊豆の話をしたりしているうちに気が付けば"熱海"ココまでは大阪へ新幹線で帰省するたび通りかかる場所ですが(あくまでも通りかかるだけ・・・降り立った事はございません・・・)この先は初めての伊豆半島。熱海からほぼ真南にさらに約1時間目的地は"伊豆熱川温泉"

熱川温泉
足湯

駅前にはさすが温泉地だけあって『足湯』があり、すぐ目の前には源泉がゴーーーッと噴出してスゴイ迫力。
現地に到着したらすぐホテルに入るつもりでした、なぜなら梅雨入りし今朝から雨が降ってたから・・・、ところが駅に降りてビックリ!雨が上がっているではありませんか!!ツイテル♪

伊豆急熱川駅
熱川温泉

これはお散歩でもしないともったいない、目の前には海が見えているのですから。駅前の案内所で観光パンフレットや地図をもらって、ホテルの場所を確認すると海岸の真前であることがわかり、迷わず海岸散歩。いやぁ太平洋だわぁ〜この先は・・・アメリカかぁ〜。と、こういう景色ってイヤでもスケールが大きい発想をうむものですね〜。

大田道灌像
大田道灌の湯

小さな温泉町かと思ったら、江戸城を築城したことでも有名な太田道灌ゆかりの温泉地である事や、花登筺『銭の花』原作のドラマ『細うで繁盛記(1970年1月8日から1971年4月1日)』の舞台になった温泉地だという事で、そのゆかりの品々を見てまわり、天気も曇っているので暑すぎずついつい歩きすぎ、気が付けばホテルを遠く行き過ごしていました。

雨が降ってきても困るし、早々にホテルに入って・・・その時店主さんが思い出しちゃった・・・お金が無い!!・・・
けれど、実はこの旅行は事前に電車もホテルもネットで予約して支払いも全部終わっているので、そのチケットさえ忘れなければあとは何もいらない。だから別にイイじゃない・・・と思いました。
すると、『せっかく美味しい物を食べようと"ご馳走"旅行に来たのに・・・そういう追加料金を払う事も出来ないよ・・・』と、そっか・・・そういえばいつも遠出をする時は東京駅のセブンイレブンでお金下ろしているのに、今日はそこ通らなかった・・・。

ホテル
海岸

セブンイレブンは基本はどこにでもあるけれど、この温泉駅前には無かった・・・。ホテルにセブンイレブンに行きたいと話すと、ナント車で送ってくださった。ふ〜ヤレヤレ・・・これで安心してご馳走が食べられる。とても嬉しかったけどなんかすごーーっく贅沢な気がして申し訳無い気持ちになりました。

イイのかなぁ〜こんな贅沢してバチ当たりそうだなぁ〜と、チョットだけ凹みかけつつ、この贅沢旅行を満喫しないともっともったいないぞ。と思い直しさっそく温泉に入ることにしました。

シーズンオフ&ド平日(閑散期)である事で値段が安いと言う事は、すいているという事。お風呂もひとりぼっちだとチョット怖いんだよね・・・。と思っていたら、意外と他にも宿泊客がいて小さなお子様とママが先に入っておられました。お子様はめだかの学校を歌いながらご機嫌な様子。そして『パパは〜?カイチャ〜(会社)?』と、ヤバイかわいい・・・。(ちなみに『パパはお部屋よ』と答えておられました。)かわいいおしゃべりを聞きながら贅沢旅行に申し訳ないと思っていたことなどすっかり忘れ・・・お腹すいたぁ〜と、夕食の事が気になり始めたのでありました。

お料理
お料理

部屋に帰ると少しして夕食が運ばれてきました。
今回は何しろご馳走(海の幸)を食べよう旅行という事で、嬉しい事に伊勢海老のお刺身の追加をしてくれたのです。元々のお料理も海の幸満載。おいしいったらありません。こ〜〜んなにたくさんと思うほどのお料理を、ペロリとたいらげてしまった・・・。いやぁおいしかったぁ〜、幸せ幸せ。

食後、もう一度温泉へ。
海を見下ろし、これぞ極楽気分。さっきまでの"贅沢してバチ当たりそうだなぁ〜"という気持ちなんてもうどこへやら・・・
部屋に戻って、布団に入る頃にはすっかり忘れ去りぐっすり眠りに付きました。

伊豆急下田駅
下田駅前

明けて翌日・・・
なに?嵐?ゴーゴーと・・・何の音だろうか・・・?
窓を開けて驚きました、波の音です。なにが驚いたって・・・その波、海そのものがものすごーっく・・・穏やかなのです。静かに砂浜に寄せては返し返しては寄せ、それがこれだけの音になり、まるで嵐なのかと思うほど。台風でも来ようものなら寝るなんて出来ないどころかじっとしているのも恐ろしいのではないかしら・・・。海は大好き、海の幸だいだい大好き、けれどやっぱり生活していくのは絶対に無理を実感。

部屋から海を見下ろして、あっ雨降ってない!ラッキー♪天気予報でも今日は降らないとか言ってる。今回の旅行は全行程雨を覚悟していたので、2日目も朝食後は又温泉にでも入ってさっさと帰ろう。と話していました。けれど雨が降ってないのならせっかくだから観光しよう。というわけでこの熱川温泉から南下(電車で約30分)伊豆急下田駅へ行ってペリー上陸の地へ行ってみることにしました。

伊豆下田ガイド
伊豆の踊り子 別れの汽船乗り場

棚ぼた的に観光できるようになった下田の街は、案内所も道路の整備された感じも観光客に慣れているようでした。何の下準備もせずフラリとやってきたので先ずは案内所で観光用のチラシや冊子をもらって、大まかにポイントを押さえザックリですが見て廻りました。

唐人お吉ゆかりの建物
ペリー上陸の碑

黒船が来航した港(下田湾)、ペリー上陸の記念碑、坂本竜馬とゆかりを持つ下田市の宝福寺等々・・・子どもの頃歴史の教科書でチラリと見聞きした事、本当だったんだぁ。

開国博物館
いかり

下田八幡神社迎神の松
宝福寺

山口容堂・勝海舟碑
ロープウエイより

黒船見張所跡
黒船サスケハナ号

幸い雨にはあわず下田観光を終え、帰りの特急『スーパービュー踊り子』に乗る為、いったん熱川温泉に戻り時間待ちの間、源泉を間近で見たり駅前の足湯でまったり。さすが温泉だけあってだんだん足がすっべすべ・・・。今までちょっとコバカにしていた事を大いに反省いたしました。

足湯
山水館模型

花登筐色紙
源泉

いやぁ〜それにしてもよく食べました。満腹満足の旅、サイコ〜でした。


熱川温泉観光協会・熱川温泉旅館協同組合
下田市観光協会{伊豆・下田の観光ガイド}

この項終わり

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