念願の京都御所参観・・・これにはめんどくさい手続きが必要で（インターネットにより手続を行うこともできます）店主さんがわざわざ申し込んでおいてくれたのですが、日にちだけではなく時間も指定です。
時間があるので、それまでに先ず京都駅近くの『東寺』へ。奈良の薬師寺の物とは又趣が違って、素晴らしい・・・、見とれてしまいました。ここは国道1号線に面しているのですが走る車を見ながら、この方々はこの光景もただの日常なんだなぁ・・・と思いながら私はもう一度ありがたく東寺を見ました。いったん京都駅に戻って京都観光一日乗車券｛京都市バス全線（定期観光路線を除く）、市営地下鉄全線、京都バス（一部路線を除く）に1日乗り降り自由のフリーきっぷ。｝を購入。これはとっても便利でした。本当は自転車で廻りたかったけど雨だったので断念。
御所の参観まで、まだ少し時間があるので次に近い『二条城』へ。奈良もすごかったけれどこちらも修学旅行生らしき団体がたーっくさんで駐車場は観光バスのラッシュ状態でした。正門の目の前にドーーンと駐車場があるのはちょっと珍しい、というか興醒め。
さぁいよいよ『京都御所』です。期待に胸を膨らませて挑んだばかりに、実物を見てガッカリした、期待はずれに終わった。という体験は今までイヤというほどしてきましたが、今回は期待通りというか、それ以上だったかもしれないと思えるほど優雅で優美であまり使わない言葉だけれど典雅なたたずまい。各建物もさることながらお庭の美しい事・・・。もう贅沢の極み。ただ見ているだけでも贅沢で現実をすっかり忘れてしまうような・・・。本当に素晴らしいものでした。
うっとりしたまま『金閣寺』へ・・・、これまた言葉にならない美しさ。子どもの頃来た時は金箔がはげていてトホホな状態でしたが、1987年に金箔が張り替えられたようできらびやかな姿を見ることが出来ました。
『銀閣寺』は一回り小さくきらびやかというものとはほど遠いですが、それでも美しいたたずまいである事に変わりなく、特に感動したのがお庭。たまたま作業中だった植木職人さんなど地面に這いつくばって木々の根元の植物の手入れをなさっていて、感動的でした。
さて、帰宅時間を考えるともう後一箇所。まだまだ行きたい所はいっぱいあるけれど涙の決断をしなければなりません。二人とも行った事が無い有名所。宇治の『平等院』に決めました。あの10円玉の“平等院”です。ちなみに平等院鳳凰堂屋上の鳳凰像は新一万円札に描かれています。
ドッと疲れつつ後ろ髪ひかれる思いで家路に着きました。新幹線で東京駅に着いてから家に帰り着くまで、ココは同じ日本なのかと思うほど人間の多さに目が点でした。この日も・・・25550歩！連日2万歩越え・・・ありえない・・・あっという間の京都の旅でした。子ども達には修学旅行だと笑われる始末。奈良も京都もそれぞれ街全体に趣というか風情があって、歴史のあるアトラクションみたいな、だたそれはある程度大人にならないと味わえないものだと思いました。子どもの頃遠足や友人と遊びにも来たりした所ですが一切感動なんてした記憶が無いですから・・・。 日本建築あわせて日本庭園恐るべし！