ホーム > 「JI転車 で GO!」 > レンタサイクルで・・・

JI転車 で GO!

17

レンタサイクルで・・・   2003/09/28

○○○○ はじめに ○○○○

28日(日)朝から良いお天気、暑くもなく寒くもなく、さわやかないわゆる行楽日和。娘は文化祭、息子は修学旅行。私は(二人ともお天気に恵まれてよかったなぁ)などと考えていました。そこへ主人が「お天気もいいし、子ども達も昼留守だし、遠出をしようか」と言ってくれました。「あそこへ行こうか。こっちにしようか。」

◎ルートの紹介 (トータル走行距離 22.5Km)
羽生PA→利根サイクリングロード右岸→スカイスポーツ公園(隣りには軽飛行機の飛行場がある)→加須サイクリングC→加須未来館→コスモス畑→キャッセ羽生→羽生水郷公園→県立埼玉水族館→ハイフラワー農園→田舎教師ブロンズ像→羽生PA


朝の残りご飯でたまたま作っておいたおにぎりをとりあえずカバンに詰めて、自動車でGo!小さな子どもがいないとふっと思いついてからほんの数十分で家を出られるんだな〜とあらためて実感。

高速までにコンビニによってハイウェイカード(5000円分)とおかずとお茶を買い込んで・・・10:00外環大泉インターから高速道路に入りました。川口ジャンクションから東北自動車道ともうガラスキ♪。お天気もいいし、とってもとっても快適なドライブになりました。

嬉しくって嬉しくって・・・もうあと2kmで久喜インターだよという所まで来た時、フト目の前に『羽生PAでサイクリングしませんか?』という文字が書いてあるのぼりが見えたのです。「なんだ?サイクリングだ?」もう2人とも気になってしょうがない。レンタサイクルがあるのかな?どこか楽しい施設でもあるんだろうか?何もわからないけれどサイクリングにとっても魅力があったので「もしつまらなかったら動物公園に行こう。とりあえずサイクリングの方に行ってみよう」ということで急きょ羽生(はにゅう)PAに向いました。

羽生PAでもらったチラシには「ちょっとサイクリングしてみませんか」と書かれていて大きな地図もありました。それによるとすぐ近くを利根川が流れていること、その堤防はサイクリング道路になっていること、水族館や立派な公園などなど見所がたくさん書かれていました。
リーフレット
レンタル自転車の管理人さんに色々説明をしていただき、いよいよお借りできる自転車を見て驚きました。ピカピカ!まだ新しい、ちょっとおしゃれ、ギアまでついてしかも無料。もうごっきげんでした。 レンタサイクル
先ず利根川に向いました。多摩川へはしょっちゅうサイクリングで出かけているし、ほぼ全部を走った私達は、利根川とはどんな川なのか多摩川とはどのくらい様子が違うのか興味津々でした。多摩川が全長138km、流域面積は1、240km(山梨、東京、神奈川県を流れる一級河川)に対して利根川は322km(日本で2番目に長い川)、流域面積は日本最大、16840km 、(群馬県全域、栃木県の約70%、茨城県の約半分、埼玉県の北部一帯、千葉県の北部一帯、東京都の足立区・葛飾区・江戸川区など258市区町村に及びます。)ちなみに全長とは、一般的に言われてる長さです。


向こう岸まで遠いのか?ウキウキ、わくわく♪今走ってきた東北自動車道の下をほぼ北へ向って2.5km・・・到着です。広い!静かな流れが背の高い草むらに見え隠れしています。静かです、のどかです。今度は東(下流)向って川沿いのサイクリング道路をずーーーっと走りました。2kmほど行くと川原にグライダーの滑走路がみえてくるはずです。いやぁ気持ちいいね〜、お天気もいいしサイコー!と言いたいところですが虫・虫・虫・・・小さな虫がワーッと飛んでいて目を細め、口を結んで走らなければならず、まさしく閉口しました。
利根川右岸 スカイスポーツ公園 スカイスポーツ公園
目を道へ向けるとトノサマバッタが飛び回っています。時々自転車の車輪に当たってはパサッパサッと音を立てて、これにもちょっとまいりました。空を見上げるとツバメの大群、あんなにたくさんのツバメを見たのは生まれて初めてでした。これだけ虫がいるんだもの、ツバメもウハウハ状態でしょう。口をあけてるだけで満腹じゃないの?とおかしくなりました。南の国に飛んでいくための栄養、しっかり取ってね♪

加須サイクリングセンター 加須サイクリングセンター 加須うどんのまち
グライダー滑走路には何台かグライダーが止まっていました。残念ながら飛び立つところは見られませんでしたが、隣の公園の滑り台の上から見る景色は素晴らしいものでした。とにかく気持ちがいいのでついつい先へ先へと進んでいくと、とうとうサイクリングマップからはみ出てしまっていました。
グライダー スカイスポーツ公園 グライダー滑走路
でも、それが幸をそうして「加須(かぞ)未来館」なるものを発見。児童館と宇宙科学館を合わせたような施設でした。ちょうどこの夏火星の大接近ということもあり、色々催し物があったようでした。
加須(かぞ)未来館 http://www.kazo-city.or.jp/miraikan/
加須未来館 加須未来館 加須未来館
加須未来館
加須未来館 加須未来館

さて、次の目的地「羽生(はにゅう)水郷公園」へ向いましょう。ただ・・・なにしろ遠くまで来てしまっているし、もらったサイクリングマップからは、はみ出した所にいるのでどこをどう走ったものやら・・・。だいたいの見当をつけ走りながら、のどかだね〜気持ちいいね〜とのんびりした気持ちと、どんどん目的地から離れているのかもしれない少しの不安と、いざとなれば誰かに聞けばいいのさ〜というのんきな気持ちが混ざり合っていました。

ところが、行けども行けども田畑、人もほとんどいない・・・。やっと出会えた高校生くらいの男の子に道を教えてもらいました。彼が言うには「この道をまっすぐ行くと広い道に突き当たりますから、そこを右に曲がるとすぐわかります。」
教えられたとおり走りつつ、目印らしい目印も無くやっぱりちょっと不安は残っているのでありました。

稲刈りを終えた田んぼには白鷺がいて、やっぱりのどかだな〜気分には変わりが無く、結局何とかなるさ〜。と走るのでありました。

白鷺 埼玉大橋
しばらく行くと広い広いコスモス畑、そういえばレンタル自転車の管理人さんが、サイクリングマップのコスモス畑を指差して「まだ少し時期が早いですが、そろそろ咲き始めていますよ」と話しておられたけれど、ここだよ、ここ、ここ!マップ内に戻ってきてるんだ!!やれやれこれで安心と走っていると間もなく目的地の水郷公園が見えてきました。ここは宝蔵寺沼という沼を利用して作られた広い公園です。お向かいの農林公園(キヤッセ羽生) 素朴な手打ちうどんを食べながら休憩。
食後はふらっとお散歩、県営さいたま水族館や大きな規模のお花屋さんもありました。
コスモス畑 宝蔵寺沼 キャッセ羽生
キャッセ羽生 羽生水郷公園 埼玉水族館
ハイフラワー直売農園

さいたま水族館 http://www.parks.or.jp/suizokukan/index.htm

羽生水郷公園

日本最後の“ムジナモ”自生地「宝蔵寺沼」

農林公園(キヤッセ羽生)

さて、行楽帰りの車で高速が渋滞する前にそろそろ帰ろう、というわけでお焼きのお饅頭に後ろ髪を引かれながら出発点でもある羽生PAに向いました。
それにしても予定変更してサイクリングをしたのは大正解!本当に気持ちいいね〜と大空を見上げると・・・あれ!?あれはグライダーだ!セスナに引かれこちらに飛んできます。しばらく見とれていると2機をつないでいたワイヤーが切られ別々の弧を描き始めました。滑走路では離着陸を見られず残念でしたが、大空を優雅に飛んでいる姿もいいものです。見ているこちらまで雄大な気持ちになりました。ここでも後ろ髪を引かれながら先へ進みます。
青空を飛ぶグライダー 田舎教師ブロンズ像 羽生PA貸自転車出口

この羽生市が舞台になった『田舎教師』(田山 花袋 著)の主人公のブロンズ像の前を通り過ぎると、あとは1本道。目の前に高速道路が見えてきました。羽生PAまでもう少し、やれやれ一周してきたなぁ〜と思っていると、ふいに自動車の中から若いお母さんが「すみません・・・。さいたま水族館へはどう行けばいいのですか?」と声をかけてこられました。自転車で走っているから地元の者と思われたのかもしれません。
地元の人間でないことを告げ、お役に立てないことをお詫びしつつサイクリングマップをさしあげました。大丈夫だったかなぁ〜。

一般道路から自転車で高速道路に入るという貴重な体験。一応入り口の写真は写しておく。




こんな「Ji転車でGo!」ができるなんて思ってもみませんでした。でももう病み付きです。いつかまたレンタサイクルがある町を探してサイクリングしたいです。週、

帰りの高速道路も時間が早いせいか意外なほどすいていてラッキーでした。「予定より早く帰れそうだし、ちょっと寄り道して温泉に入っていこう。」と店主が提案してくれました。異論などあるわけも無く、多摩テックのクアガーデンでひとっぷろ浴びて帰りました。

多摩テック クアガーデン (2009年9月30日 営業終了)



家に帰って店主に調べてもらったら、サイクリング距離は約22.5kmとたいしたことはありませんでしたが、色々な所へ2人でサイクリングした中で羽田空港へ行ったことに次ぐ印象的なものになりました。

羽田空港へサイクリング http://terawaki.cside.com/jitensya/no13/jitensya13.htm


この項終わり

  Copyright (C) k.terawaki 2001-2003