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2001年7月19日
東京・中野サンプラザホール にて
待ちに待った寺内タケシとブルージーンズのコンサート。 いやいやすごーくお客さんが多いので本当にビックリしました。 年代的には我々の年代だな・・。なつかしくて、なつかしくて、うれしかった。 |
「寺内タケシ 5歳の時よりギターを手にして半世紀あまり ブルージーンズ結成以来30結う余年 民謡ポップスからクラシックまで幅広いレパートリーは レコード大賞各種 受賞曲を はじめその レコーディング曲数7000 ソ連 アメリカ ブラジルなど数多くの海外公演より キングオブ ギター テリー寺内の名は世界に響き ギターの音に魅せられ一筋の道に掛けた炎の情熱は 彼のライフワークとも言える 日本の音 日本の心と伝承 そして 音楽に託した 愛と 平和のメッセージへと唱歌する。Now Ladys And Gentlman・・・・・・・・・・・」
のナレーションからはじまり、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラツストラかく語りき」で幕開け。
■テリーのテーマ(昔と同じだ・・・っと思ったら最後が「ジャーン」で終わっていない)
昔の「テリーのテーマ」の最後 | 現在の「テリーのテーマ」の最後 |
さて、第一部は、「青春へのメッセージ」ということで、まさに、我々の青春時代のなつかしい曲ばかりを集めた構成で大勢の有名人ゲストが聴かせてくれました。
■森田公一とトップギャランの「青春時代」/寺内アキラ
■青い三角定規の「太陽がくれた季節」/西口クーコ(本人の歌唱)
■あなたにあいたくて /岩沢あゆみ
■ライチャス・ブラザーズの「アンチェインド・メロディー」/ 寺内アキラ
ご子息の寺内アキラ氏十八番のオールディーズです、声量豊かなボーカルは最高!。
■エミージャクソン(安西マリア?)の「涙の太陽」 /西口クーコ
■ブラザース・フォアの「グリーンフィールズ」
■サイモン&ガーファンクルの「ボクサー」/兼田章グループ
■ママスアンドパパス「カルフォルニアドリーミング」/兼田章グループ
この兼田章氏はむかし「ザ・ブラックバーズ」というフォークデュオをやっておられたそうな。
■ノッポのサリー/ドリフターズの仲本工事
ご存知ドリフターズはビートルズが来日したときの前座で出てましたネ。
その時にこの曲を演奏したと話されていました。
ここでは寺内タケシさんが曲弾き(頭の上でギターを弾いた)を披露してくれました!。
(日劇ウエスタンカーニバルみたい、写真がOKなら撮りたかった・・・)
■男はつらいよ/山本文郎
■テネシーワルツ/山本文郎
元TBSアナウンサー。『モーニングeye』の司会を9年務められたとのこと。
■明日があるさ
出演者全員で大合唱!
第二部はペドロ梅村氏のパッカーションでラテンの名曲の数々。
■オープニング
■タブー
■ゥイズアウト・ユー
■マイアミ・ビーチ・ルンバ
■セレソ・ローサ
とラテンナンバーがつづき、サンプラザが巨大なキャバレーと化して、大いに盛り上がりましたナー。
(ペドロとはペドロ&カプリシャスのペドロ梅村氏のことです。常に女性ヴォーカルを前にに立てたバンド。初代ヴォーカリスト前野曜子の「別れの朝」、高橋真梨子[グループ時代は高橋まり]のヴォーカルで「ジョニーへの伝言」「五番街のマリー」等がヒット)
■密の味〜阿波踊り(これがまた、よくマッチしていました)
■ある恋の物語
■マンボNo.5
■ハーレム・ノクターン〜阿波踊り
サンプラザが阿波踊り会場に、大いに盛り上がりました。
阿波踊り「よしこの」のリズムにのって「高円寺写楽連」の方が客席を練り歩く(?)。
(この「よしこの」から都々逸が生まれたともいわれています)
■ブルー・スター
エンディング前の音下げをトレモロアームを使わずに糸巻き(ぺグという)のチューニングで出していました。
チョットしたところに見せ場を・・・さすがエレキの神様です。
■ひまわり
■慕情
映画音楽、いいですネー、涙をかくせない、せつなく弾き語り聴かせてくれる曲でした。
ブルージーンズの大迫力、シンセサイザーの威力と寺内氏のギターとの絡みは最高。(特にドラム・パーカッション・シンセの分担が非常に複雑であり、よくマッチしている)
■運命
■津軽じょんから節
やはり生はいいですネー、待ってました!!テクニックの名曲。
どちらも昔とアレンジは変わっていましたがどのアレンジもいいですネー。
■青春へのメッセージ
■レソラド
■テーマ
せつせつと語り唄う今年の有線/紅白ノミネート曲?。
アンコールの青春へのメッセージでは井上正(元バニーズ)さんが尺八を抱えて登場。
そして、何とも嬉しいことに、今年のメルパルク(2001年12月18日)で、寺内タケシとバニーズが一日だけ復活とのことです。←久々にマークこと井上正氏の迫力あるドラムが聴ける・・・。
寺内タケシ氏談:「ただ一つ、半世紀以上かけてわかったことは、”ギ夕ーは弾かなきゃ音が出ない”ってこと。なんでも、やってみなきゃわかんないだろ」
年間のステージ数は百八十回以上。なかでも大切にしているのが、1974年から全国の高校でつづけている「ハイスクールコンサート」だそうです。
いやぁ凄かった!身震いするようなサウンド!会場が大音響の波長の中に観客もバンドも一体となりました。
60才を過ぎたというのに、寺内さんのパワーは30年数年前とちっとも変わっていない。
さらに円熟味を帯びて安心して聞けた。青春を存分に楽しむことが出来た。
時には悲しく発せられるのは、まるでギターが代わりに歌っているようで、その一音一音は音ではなくて言葉と言ってもいいくらいである。
ギターという楽器でここまで自分の感情を表現できるとは・・・さすが、ギターの神様ならではですね!。
この項終わり