序章:

エレキ・ブームからグループ・サウンズ(略称GS)の時代
 今からおよそ30数年前、私はまだ青春のまっただ中、日本全国の隅から隅まで、"テケテケテケ・・・"という音(?)が鳴り響いた。(ベンチャーズ、シャンティーズ、シャドーズ、等々)
エレキ・ギターの強烈な音に、日本全国の若者(大半はベビー・ブーム世代)はとりつかれ、空前のエレキ・ブームが巻き起こった。そして、ビートルズの影響で、歌を歌うエレキ・バンド=グループ・サウンズ(GS)が誕生。
やがて、さまざまな社会現象を巻き起こし、GS旋風が起こった。
このGSブームでたくさんのバンドが出てきて、テレビ番組でも・若大将・エレキ合戦等々、日本全体が若者の活力にあふれていました。
この頁はそんな時代を再現すべく、GSと私のGS体験を対比しながら、短い歴史(約1年強)を振り返ってみたいと思います。
 グループ・サウンズとは今でいうロックバンドのことです。だからビートルズやローリングストーンズも当時はイギリスのグループ・サウンズといわれていました。こういう少人数の歌付きロックコンボというものがいかにそれまでのバンド(ジャズとかラテン)と異なって見えたかということを、この和製英語の「GS」が特別に作られたことが証明している。

◎GSの始まりについて
@1965年5月に田辺昭知とザ・スパイダースの「フリフリ」から始まった。
A1966年3月にジャッキー吉川とブルーコメッツの「青い瞳(英語版)」がスタート。
等と一般的にいわれていますが、私の感覚としては、エミー・ジャクソンの「涙の太陽(1965年4月)」と加山雄三の「君が好きだから(1965年6月)」と同じく加山雄三の「夜空の星(1965年12月)」が始まりで、その後テレビの「エレキバンド・コンテスト」で爆発したと考えています。
っと、堅苦しい出だしになりましたが、とりあえずご興味のある方は、この世界に入ってきてください。

◎ヤング720について
ヤング720は、GSブームの頃TBS系でウィークディの朝7時20分から放送していた”ヤング”のための情報や音楽の番組。朝からGSのライブが見られるというぜいたくな番組?で、小学生から大学生まで見ていた。登校前の一時、とても楽しみにしていた番組でした。演奏も当時多かった口パクでなく本当にやっていた。ただし当時は、私を含め多くの人が生放送だと信じていたが、実は、ビデオだったそうな。
 当時高校生だった私は、この「ヤング720」をみて(但し登校時間の関係で肝心の演奏部分は見ることができない日が多かったが)、自分もやりたいと常々思っていました。
そして同級生たちと「ザ・クラッシュメン」をはじめたのでした。
しかし、それも、卒業と同時に解散となり、私は、つぎを求めたのでした。
その数週間後に友人の仲介で「ザ・ツオンズ」を紹介してもらい、メンバーとななりました。
ここから約1年間の有様を当時の私の日記の抜粋とGSの状況を比較しながらこのページを進めたいと思います。

◎そして、いよいよ本題(私[ザ・ツオンズ]とGS)です
ザ・ツオンズ NEXT〈著作:浦野聚治氏〉2015年11月


アナログレコードをCD−Rに焼く

◎GSコレクション
当時のGS関連の曲は百数十曲所持していますが、すべてアナログ・レコードであり、今後のことも考え、この際CDに焼こうと考えました。
しかし、いざ始めてみると色々と考慮しなければならないことがわかりました。
そこで、このコーナーでは、私が経験したノウハウなどを紹介したいと思います。