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大阪(2002.08.15)
何年ぶりだろう「大阪ミナミ」にやってきた。
東京へ引っ越してから、いや娘が生まれてから、こうしてゆっくり、この街に来た覚えがないから約17年ぶりということか‥。
昨年、主人と子ども達が道頓堀のおいしい「たこやき」の話をしていて、行ってみたいという話になった。
おりしも今年ワールドカップで日本が一勝する度、道頓堀川へジャンプする若者がニュースで放映されていて、親の私たちが「あんな汚い川へよく飛び込むよ」とか「そういえば、阪神が優勝したときも飛び込んでいた」とか「あの近所にあったケンタッキーのカーネルおじさんが放り込まれて‥」等々話をしているので、なおさら「一度みんなで行きたいね」ということになった。
近くには、これまたショッチュウ、テレビで見かける「くいだおれの人形」や「かに道楽」の大看板もある。


「いゃ〜なつかしい、戎橋、ここだよ、ここからジャンプしたんだよ」
川を覗きこんでみる‥、かなり高い‥(チョットびっくり)、ここからジャンプしたのか‥、シラフでは無理だな‥。
でも、とにかく驚いたのは、「くさい!」こんなにくさかっただろうか‥。
近くには食道楽の大阪が誇る食べ物屋さんがズラリと軒を並べているのに、そのおいしいにおいが全くしない。
ただドブ川のにおい‥
橋の上からグリコの看板と川の様子をカメラに収め、すぐ横の「かに道楽」と「くいだおれ人形」をなつかしく見て、さて、日本一美味しいという「たこ焼屋さん」へ行こう‥。
食べたいなぁと思っていたら長蛇の列‥、子どもたちは並ぶ気持ちはないらしくスタスタ先を急いでいる。
「えっ?、まじ?、並ばないの〜??」
後ろ髪を引かれ、道頓堀を後にした。
おい!、見に来ただけかよ‥。


ミナミの街をぶらぶらとさらに南に向かう。私が高校生の頃バイトしていたところ‥、無い!。横には南海ホークスの大阪球場。当然だが、それも無い!。その跡地には何やらすごいスケールの工事が行われている。高いビルも建っている。多少おもかげが残る一角も無いわけではないが、自分がどこを歩いているのかほとんどわからなかった。

●地図は今回歩いたところ

 帰り、おいしいおうどん屋さんがあるので、そこをよく知る主人につれられ皆で食事。ところが、私としたことが、どうしたことか‥、主人がビールやダシ巻たまご等のおつまみを注文しているのを聞いているとソバ屋に来ている錯覚をおこし、景気良くおソバを注文してしまった。主人も子どもたちも「えっ?うどんじゃないの?」と不思議だったらしいが、私はまったく気づかなかった。いよいよおソバが運ばれてきて一口食べて‥唖然、ソバだ‥。(注文したのだから当然だ!)思わず大笑い。別にまずいわけではない、でもせっかく美味しいおうどんやさんに来たのに‥、おうどんを食べそこねた‥。しかも、大阪にはソバ湯がないのだった。ヘコンダ‥、笑い事じゃない・・・。
翌日、またお出かけしたので、今度こそと意気込んで、おいしいおうどんやさんに入り、しっかりおうどんを食べた!、満足満足!!
この項終わり
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