私は正直なところ恐怖でした。できれば今通っている学校を卒業させたい。今の環境を変えたくない。 もっとぶっちゃけて言えば「私の生活を乱してほしくない。」
たぶんこれが一番正直な気持ちだったと思います。主人は苦しみました。気持ちはボロボロ、重い足を引きずるように通勤していた時期もありました。今思えば残酷な妻『鬼嫁』に他なりませんが当時は私も必死でした。今の生活を維持したい。その一心でしたから・・・。大黒柱の主人の当時の心情はいかなるものだったか、私には解りません。本人も一言では言い尽くせないでしょう。ただ、彼は耐えてくれました、耐え忍んでくれました。そして・・・一昨年思いもよらない出来事が主人の背中を押し30年以上勤めた会社を準定年というかたちで退職することになったのでした。
そして、転職先に選んだ土地はココ東京。職はお商売。こうして私は『お店屋さんのおかみさん』として文字通り第二の人生を歩き始めることになったのでした。
この転職について「いつ」「だれが」「なぜ」「どのようにして」等々は当時を思い出しつつ書き進めたいと考えています。 |