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序章
 
★とーちゃん独立開業ストーリー

 お店屋さんのおかみさんは、今日もワクワクドキドキそしてハラハラ・・・
私こと番頭ちゃんは現在お店屋さんのおばちゃんとして日々働いています。『おばちゃん』ではあまりにベタなので『おかみさん』とさせて下さい。
なぜ専業主婦が『お店屋さんのおかみさん』に転身したのか・・・それは・・・
  今を去ること3年前主人が転職をしたいと言い出しました。
いいえ・・・話をしだしたのはもっともっと以前から、転職と同時にUターンも熱望していたのです。ところが子ども達はすっかり東京っ子、Uターンするということは引越し転校を余儀なくされることを意味します。
 私は正直なところ恐怖でした。できれば今通っている学校を卒業させたい。今の環境を変えたくない。 もっとぶっちゃけて言えば「私の生活を乱してほしくない。」 たぶんこれが一番正直な気持ちだったと思います。主人は苦しみました。気持ちはボロボロ、重い足を引きずるように通勤していた時期もありました。今思えば残酷な妻『鬼嫁』に他なりませんが当時は私も必死でした。今の生活を維持したい。その一心でしたから・・・。大黒柱の主人の当時の心情はいかなるものだったか、私には解りません。本人も一言では言い尽くせないでしょう。ただ、彼は耐えてくれました、耐え忍んでくれました。そして・・・一昨年思いもよらない出来事が主人の背中を押し30年以上勤めた会社を準定年というかたちで退職することになったのでした。
  そして、転職先に選んだ土地はココ東京。職はお商売。こうして私は『お店屋さんのおかみさん』として文字通り第二の人生を歩き始めることになったのでした。
  この転職について「いつ」「だれが」「なぜ」「どのようにして」等々は当時を思い出しつつ書き進めたいと考えています。
 『お店屋さんのおかみさん』となり私の生活は一変してしまいました。
毎日毎日無我夢中(辞書によると「・無我夢中(むがむちゅう)・ ある物事に熱中して、自分を忘れること。一つのことに心を奪われて我を忘れてしまうこと。」とありますがなんかそんな生易しいものじゃなかったような・・・まぁいいか・・・)
  とにかく朝起きて仕事をし気がつくと夜、日付を越えて翌日になり疲れ果て布団にもぐりこむ(服のママ眠ったこともありましたっけ。)そしてまた次の朝・・・無我夢中で気がつくと夜・・・こうして半年いや一年本当に我を忘れて過ごしてきました。どうやってこの一年余りを過ごしたのか?いろいろ書き留めておきたいこともあったはず。せっかくこうして時間ができたんだ何とか形に残しておきたい!「二人三脚」復活させたい!!
 そこで引っ張り出したのが日記♪飛び飛びでも細々と書き綴った日記♪これを頼りに記憶を呼び起こしていくことにいたします。‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥次のページ
 
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