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東大和市へ 2004/03/28 ○○○○ はじめに ○○○○
お天気もよく比較的暖かな日差しに誘われるように、久しぶりに自転車でお出かけする事になりました。と言っても、お買い物。普段は車で出かけるスーパーへ足を延ばしてみようという事になりました。
◎ルートの紹介 (トータル走行距離 14.0Km)
ルート:自宅→国分寺第二小学校→国分寺第三中学校→けやき台団地→玉川上水→西武拝島線東大和市駅→イトーヨーカドー→都立東大和南公園→西武拝島線玉川上水駅→立川市幸図書館→玉川上水清流復活の碑→立川通り→自宅
鮮やかに色付いた紅白の梅
自動車だとピューッと通り過ぎてしまうような何気ない景色もゆっくり観察。
なんと1本の枝に紅白の梅が咲いています。
西武拝島線、東大和市駅。ここは決して大きな駅ではありませんがスケートリンクがあったり、テニスコートがあったり、またカラオケやゲームセンター、ファミリーレストランと色々施設が集まってにぎやかです。
少し東へ進むと、大手スーパーが向かい合って建っています。スーパー同士は穏やかではいられないでしょうが、ご近所の方はそれぞれが競争で安売りをしてくれることでしょうからウハウハでしょうね〜。
買い物を済ませ遠回りして家に帰ることにしました。すぐ近くに大きな公園(都立東大和南公園)があり、中にはなんとアメリカから爆撃を受けた時のままの建物(旧日立航空機立川工場変電所)が残っていました。以前車の中から見かけていて、気になっていたのです。遠目にも傷は見えていました。ただ、本当に爆撃を受けた傷なのか?信じられない。というより信じたくないという気持ちでした。
でも、今日すぐ目の前で本当の本物の爆撃後を見てすごく恐ろしくなりました。本当に日本は戦争をしていたんだ・・・。
都立東大和南公園
昭和61(1986)年、市南西部にある大和基地跡地を利用して造られました。 野球場、8面のテニスコートがあるほか、近くには市民体育館、市民プール、桜が丘市民広場などがあり、スポーツが楽しめます。
約6haの広さをもつ公園内には、水に親しめる流れや、150種類もの花樹類などがあり、また、東側にはタイル貼りの整備された歩道が通り、明るくくつろげる雰囲気をつくり出しています。
(東大和市のホームページより)
旧日立航空機立川工場変電所
1938年(昭和13年)、大森から移転してきた航空機のエンジンを製造していた軍需工場、東京瓦斯電気工業株式会社(通称「瓦斯電」)の変電所である。瓦斯電は、翌年、日立製作所と合併し、航空機部門として日立航空機株式会社が創設され、この工場も、日立航空機株式会社立川工場<立川発動機製作所>と改名した。
北隣にあった設備で受電した66000ボルトの電気を、3300ボルトに変電して工場内に供給する重要な役目を果たしていた。外壁に残る無数の穴は、太平洋戦争の時、アメリカの小型戦闘機による機銃掃射やB−29爆撃機の爆弾が炸裂してできたものである。
経営会社がかわった戦後もほとんど外壁の修理の手を加えぬまま、1993年(平成5年)12月まで工場に電気を送り続けていた。
都立公園として整備されるにあたり、一旦は取り壊される運命にあったが、貴重な戦災建造物を保存し次代に伝えたいという市民の活動や、元従業員の熱意がひとつの運動となり、保存へと実を結んだ。保存にあたっては、最後の所有者であった小松ゼノア株式会社や東京都建設局の多大な理解と協力があった。そして、東大和市は1995年(平成7年)10月1日にこの建物を東大和市文化財(史跡)として指定し、末永く保存、公開するために修復工事を施した。後藤祥夫「旧日立航空機立川工場変電所」(十菱駿武、菊池実・編『しらべる戦争遺跡の事典』柏書房 2002年)
解説板「旧日立航空機株式会社立川工場変電所」(東村山市教育委員会 1996年) より抜粋
公園を出て、西武拝島線とモノレールが交差する玉川上水駅へ付きました。
線路沿いに玉川上水が流れています。ここには清流復活の碑というものがあって、付近には玉川上水の水を使った小さな滝があり、本当に美しい流れを見ることができました。 玉川上水
約350年前に徳川家康が江戸の飲料水供給のために造ったもの。
(承応3年1654年完成。玉川庄右衛門と清右衛門の兄弟によって作られた。)
羽村から四谷大木戸まで、約43kmに渡る工事は難関を極めたが、現在上水としては使用されていない。
近年まで、淀橋浄水場へつながっていた。が、新宿副都心計画により、この上水路は止められた。それが、昭和61年に都の清流復活事業で、再び清流が蘇った。日本の清流復活の先駆けとして「甦る水100選」に選ばれている。
「ウォーキングナビ、東京多摩・武蔵野散歩」(旺文社 2001年) より抜粋
いつも行くスーパーまでの道では慣れすぎているせいか、それほど感じなかった春の気配も、いつもとちょっと違う所へ足を延ばすだけで感じる事ができました。これから日に日に暖かさを増すことでしょう。自転車の空気を満タンにして、さーて次のお休みはどこまで足を延ばしましょう♪
この項終わり
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