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JI転車 で GO!

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 坂・坂坂坂 ハケの旅?   2002/ 5/ 3

○○○○ はじめに ○○○○

ゴールデンウィーク、久しぶりに更新しよう・・・、出かける先は小金井市。
いままで、「街」コーナーの小金井市は「小金井公園の江戸建物園」しかありませんでした。
その小金井市を充実しようというわけです。

◎ルートの紹介 (トータル走行距離 24Km)
自宅→府中街道→西武国分寺線→日立製作所→西武多摩湖線→本多五→貫井北町→JR中央線→貫井神社→新小金井街道→滄浪泉園→前原坂上→中村研一美術館(美術の森)→前原坂上→小金井街道→JR中央線→浴恩館公園→小金井公園→自宅



地図を見ているとまだまだ行ったことのない場所がいっぱい!。まず貫井神社に行きました。入り口は坂を下ったところです。かなり急な坂に帰るときのことを思うとちょっとブルーになりました。

次に行くのはすぐお隣の滄浪泉園。こちらの入り口は坂の上、下った坂をせっせと上りやっと到着。
地図には書かれていませんが、この辺りは国分寺崖線がはしっているためガケを登ったり下りたりすることになるのです。園内も坂や階段だらけ。
(この向こうに見える札は崖の途中にあります) (ずっと下り坂)

☆国分寺崖線(地元では「ハケ」と呼ばれています)

多摩川が蛇行しながら削ってできた河岸段丘の国分寺崖線。崖線は国立市・国分寺市境から世田谷区・大田区付近まで続いています。特に府中市武蔵台から世田谷区にかけての一体は緑地が連続する、都内でも最大級の都市緑地帯を形作っています。

まいった・・・。次は中村研一美術館とお隣の美術の森
道しるべによると真東へハケの中腹を通るようです。
移動距離はたいしたことないのですが、坂が・・・、下りれば上らなければならない。

しかし、一見つらそうなこのハケの散策も、頬をふく春風・キラキラ、水に映る木漏れ日・どこからか聞こえてくる耳に心地よい湧き水の音・・・。全身で自然の恵みを頂いていることを実感できるものですから、気持ちが良いったらありません。
まさに、武蔵野の自然がまだまだあちこちに残る小金井というところです。

ハケを登り中央線を越え北に向かうと浴恩館公園。ここは小金井文化財センターとして原始時代から現在までのここ小金井近辺で発掘・採取・保管されていた色々な物が展示されています。

明治時代の自転車・ラジオ・たんす・時計等などを見物し、しばし、浮世離れした時間を過ごせました。

明治時代の自転車

全てが木製の自転車でした。これでJi転車でGo!はとてもムリ!。今の時代に生まれてよかったとチョットオーバーなことを考えた番頭でした。店主はこれを使わぬ手は無いとあらゆるソフトを駆使し、走らせることを実現させました。

ハケを登りきった安心感と、時間もまだ早いこともあり、ちょっと寄り道をしてもう一ヵ所、最後は小金井公園へむかいました。
ここは、子ども達が小さい頃しょっちゅうお弁当を持って遊びに来たところ。
当時はお弁当・着替え・おもちゃ等、荷物も多く、自転車で来ることなど想像だにできませんでした。

今日もゴールデンウィークということもあり、家族連れの多いこと。”キャーキャー”はしゃぐ子ども、”帰りたくないよ〜”と半べその子ども、ローラーブレードを楽しむ若者達、そしてここでもキラキラ輝く春の木漏れ日・・・。
「気持ちいいね〜」と言おうとふと店主を見ると、露天のおじさんの焼いていたさつま揚げをつまみにビールを飲んでご満悦。お〜完璧なまでの至福の時だ。


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