私は今年1年を「ふわっ」と心に風を送って「ふっ」と気持ちを穏やかに過ごしたい。と願い二人三脚:第36号に書きました。お陰様で本当に穏やかで楽しい1年でした。みんな健康で、何より有難いなぁ〜。そんなことを考えながら人並みに年末のあわただしさを感じていたある日、ふわぁっとハートにそよ風が吹きました。 |
その日、息子はいつものように学校への道のりを歩いていました。すると後ろから男子高校生が自転車で息子の横を走り抜けました。その時、ある一言を言って追い越して行ったのだそうです。この一言に息子は驚き、思わず『ありがとうございます』とお礼を言ったという事でした。
私は挨拶でもされたのかとも思いましたが、お礼を言ったということは挨拶じゃない。初めて会った人で、挨拶でもなく・・・いい気分になった。思わずお礼を言う言葉・・・。なに?なんと声をかけられたの??息子は感動した様子で私にヒントを出していきます。 |
「うん、『カバン開いてるよ』って言ってくれたんだよ。わざわざ振り向いて・・・。」息子は自分なら黙って行き過ごしてしまうと思うとも言い、その高校生の思いやりがとても嬉しくまた、素晴らしい行いだと思ったようでした。
カバンが開いていると中の物が落ちるかもしれない。そう思った高校生はそれこそ思わず息子に知らせてくれたのかもしれません。 |
息子は半分テレがあるのか「べつにどうって事無いんだけどね」と言いましたが、いやいやなんのなんの、その高校生の思いやりそして、そのことに思わずお礼が言えた息子。なんとも微笑ましいさわやかな光景じゃありませんか。
そしてそういう光景を、いいなぁと思い話してくれた息子にも、とてもまっとうに受け止められる子で本当によかったと安心した次第です。 |
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