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 第40号(2003.02.07)

★もうひとつの主不在の誕生日


月3日節分です、そして2月3日は10年前に他界してしまった店主の父のお誕生日でもあります。
  私が嫁に入ることを誰より喜んでくれた人です。(二人三脚 第5号を見てね)
お義父さんのお誕生日のプレゼントは年が明けたらすぐ考えておかないとお正月気分でモタモタしていると「あーっ、もう2月だ〜」と大いにあわてたこともしばしばでした。
毎年、2月3日になると、そんなことを思い出しつつなんとも切ない思いにかられてしまうのです。
もし、生きていたら今年81歳。「すっかりおじいさんだなぁ」とちょっとおかしい・・・。けど、悲しい。
亡くなった人の命日というのは悲しい日です。それは当然です。この亡くなった人のお誕生日というのも、また悲し・・・。
お誕生日って何だかわくわくするのに、祝われる本人も祝うまわりの者にとってもウキウキする日なのに、その主役の本人がもういない・・・。81歳にはなり得ない。
人が死ぬるということは、こういうことなのだと毎年2月3日に義父は私に教えてくれます。

〜お義父さんどうしてる?
もし私が30年以上早く生まれていたら・・・。この義父と結婚をし、義父の生まれた故郷の石川県で4〜5人子供を育てていたとおもう。少なくとも、老後はまちがいなく石川県で海を見ながらのんびりしていただろう。
ん・・ってこたぁ、私が店主を生んでいたの?・・。あ〜ややこしい・・・。(笑)

この項終わり


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