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> 二人三脚 2002年 > 第22号(4月27日)
主人と二人で久しぶりに映画に行きました。JI転車 で GO! もいいけれど、たまにはゆったりと映画でも・・・う〜んいい感じ・・・(何がだ?)1997年春に、「結婚記念日デートだね♪」と言って、ハリソンフォードの「エアフォースワン」も見て以来です。
今回もたまたま春、やっぱり結婚記念日デートです(ちょっとズレてるけど)内容もピッタリのラッセル・クロウ主演の「ビューティフル・マインド」
ノーベル賞学者、ジョン・フォーブス・ナッシュ氏の、受賞するまでの苦難の47年間を描いた作品です。第54回英国アカデミー賞主演男優賞(ラッセル・クロウ)受賞 、助演女優賞(ジェニファー・コネリー)受賞という素晴らしい作品らしいという事、また研究に打ち込むあまり、自分の魂のありかさえわからなくなっていく1人の天才数学者。精神が極限状態に追い込まれ、壊れそうになる彼をひたすら支える妻という設定にも関心が有ったので、以前から見たい映画でした。
主人はこの妻の我慢強さに、心を打たれたそうです。暗号解読を政府に買われ秘密任務に精を出す。この任務が展開のカギになるのですが、最後にどういう形で周りの策略があばかれるのか。主人はそれが気になったようですが、あまりに意外な展開に目が点・・・
私は話の流れもさることながら、この主人公が妻や古い友人たちのお陰でノーベル賞を受賞すること、初デートの時妻からもらったハンカチを、ずっとお守りとして持ち続けていること、ノーベル賞受賞のシーンでもそのハンカチを胸に収めている、その姿に感激してしまいました。
涙、涙で画面が見られないという映画ではありませんでしたが、信じ合い真心を込めて相手と向き合う事、すべてを受け入れる事、同姓であれ異性であれ、そういう相手と出会える事はもうそれだけで充分幸せだと思いました。
そして、夫婦ふたりでこうして静かに映画を見ることのできる現実に、確かな幸福を感じました。
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