ドタバタ通信 第14号(1993・6・20)

タイトル
★はじめに

いや〜すっかりご無沙汰してしまいました。知る人は知る、知らない人は全然知らないドタ通を性懲りも無くまた発行してしまいました。
前号発行から早2年、前号では"****復帰第1号****"なんてすごいサブタイトルを付けておいて2年も休刊。
この2年の間にAちゃんは小学校2年生になりM君も年中組みに入園し本格的な集団生活が始まったのでありました。

★ただ今M君飼育中!?
 3歳8ヶ月で補助無し自転車に乗れるようになって以来、益々ヤンチャ度に拍車がかかった。
世間のワルガキの中ではかなり上品なヤンチャ坊主だとは思うがAちゃんしか育ててこなかった私としては彼の言動を見るにつけ、これは育てているというより"飼っている"といった方がピッタリだと思う今日この頃である。
そういえばAちゃんは入学以来、育てているというより"生活を共にしている同志"に近づいてきたと思う今日この頃。

★お世話になっていますU先生
 入学以来お世話になっているAちゃんの担任のU先生。
入学当日『Aと同じ名前の先生だ』と嬉しそうでそれだけで私もホッとしたものだ。
もちろん今でも毎日とても楽しそうに学校生活を満喫し親子共々先生のお陰さまと感謝している。

★お世話になっていますK先生
 入園以来お世話になっているM君の担任のU先生。生まれて初めて親から離れて過ごす集団生活中頼りの綱の先生だ。ちょっと事情があって入園が10日遅れてしまい、いきなり微妙に集団生活を乱して色々ご迷惑や心配をいただいた。初めのうちは送っていった時毎日のように園での様子を伝えてくださり、家での様子も尋ねてくださって気をかけていただいた。今では最初の遅れをすっかり忘れている親と、園生活を満喫しアネキ顔負けのM君である すっかりおなじみ

★おもしろおかしい子どものつぶやきのコーナー
 「ぼく、タカハナダなんだよ。次はヒラガナダ・・・。」{M4歳時}
(タカハナダとカタカナダのゴロが似てるのでこんな事言ったのでしょうか?いまだ不明)
「なかよし つよし」{M4歳2ヶ月時}(仲良しこよしの意)
「最初からなおなるしだ」{M4歳2ヶ月時}(最初からやり直しの意)
「テンカイモ」{M4歳2ヶ月時} (明太子の意)
「チクチク熱い」{M3歳6ヶ月時}(温泉に入った時思わず出た言葉。
確かに熱いお湯に入った直後って熱いというより痛い感じします。名言だと思います。)
どれもこれも笑われると照れくさそうに『え?なんだっけ?』と聞き直してくる。
大人は知識として正しい言葉が頭に入っているので早口で言われても、前後の言葉や会話の内容で聞き取れるし、たいていは理解できるけれど、4歳くらいの子どもだと発せられた言葉が聞き慣れないものの場合、聞こえた音をそのまま返す事になるので『なおなるし(やりなおし)』となるのだろう。

お次はAちゃんのつぶやきというより疑問である。
「遠くを見る時近くの物がぼやけて、近くを見ると遠くの物がぼやけて見えるのは、黒目で見ている所が良く見えて白目で見ている所がぼやけるんだ。」といったん納得するのだが・・・
「でも同じ方向にあってどっちも黒目で見ているのにどっちかはぼやける・・・どうしてだ・・・? 」
この後さらに片目で物を見ると遠近感が無くなる事を体験するが、それがどうしてなのか親子間で話が膨らまなかった。
というか、あまりどうしてなのか理由を深く知ろうとはしなかったので、ふたりしてただただ不思議だという話で終わった。{A7歳10ヶ月時}

以下はMのお友達3〜4歳児のつぶやき
 "しおり"ちゃんという女の子が"しお"と書かれたビンを見て「おかあさん"り"が無い」 「あ〜っお約束ビリッちゃいけないんだよ」(お約束破いちゃいけないんだよ) ご両親の結婚式のお写真を見ながら「お母さんずるいよ〜私より速くウエディングドレス着てー。
私いちばんがよかったぁ」お店の店員さんに「お姉ちゃんいくつ?きっと大きくなったら美人になるよ〜!!」と言われ店を出た。直後おかあさんに「私大きくなったら"アンパンマン"になるのにね」と言った。

シリーズ第2段
★Tかーちゃんのドタバタ日記
 3月27日(土)
  結婚記念日、昨年10周年のお祝いの時にふたりで写真館で記念写真を写した。
  今年はケーキとお赤飯でお祝い。
 4月19日(月)
  M10日遅れの入園。初日にしてお弁当、かなり試練だったね。よくやった!
 5月10日(日)
  母の日である。昨日Mが園で書いた絵を「おかあさん、ありがとう」と言いながら手渡してくれた。
 5月26日(水)
  2〜3日前から歯が痛い。歯医者さんへ行く。ナント15年も前に治療した歯が悪化していた。
 6月4日(金)
  何日か前からカッコーの声が聞こえてきて夏がすぐそこまで来てることを実感。
 6月9日(水)
  皇太子の結婚の儀ミーハーの私はテレビにかじりついていた。
  「マサコサマって逆から読んでもマサコサマなんだよ」とAちゃんが教えてくれた・・・
  ホントだ・・・。
 6月20日(日)
  私の妹の22歳のお誕生日 肝心の本人はただ今海外旅行中。
  シングルライフ(両親と同居)を満喫している。
  我が子達のよきお姉ちゃんである。


ずーっとさかのぼって92年1月26日
M君の3歳のお誕生日まで3日、なぜか突然「ボクもうおにいちゃんだからオッパイいらない」と言い、きっぱり断乳宣言。添い寝こそ続いているがオッパイを頼らず寝ている。

★近頃のAちゃんの遊びはまるでサーカスのようだ
昨年のお誕生日に一輪車を買ってもらい、割合上手に乗りこなし、最近は竹馬に懲り2〜3m歩いてはお友達とキャーキャー上達を喜び合っている。
この様子をご近所のお母さん達も感心しつつややあきれつつ見守って下さっているのだが、『次は火の輪くぐりだわね〜』などと冷やかされ、木下サーカスにでも売り込んで老後は安泰とコッソリ考えた母だった。

★おわりに
 2年ぶりのドタバタ通信はいかがでしたか? 題字は2人の子ども達に書いてもらいました。
我が家の相変わらずのドタバタ振りが少しは伝わりましたでしょうか。
次はいつお目にかかれるかわかりませんが、がんばって一号でも多く発行できればと思っています。
では又次号で・・・。

★おまけ
 POEM"眼は前へ"後藤静香(S44年5月没)著「権威」より
  七へん倒れたら 八へん起きて
  日が入れば 月が出る
  花は散っても 果をむすぶ
  眼は前へ 前を見よと 前につく

挿絵

★おわりにのおわりに(2010年7月1日 追記)
 育児している真っ只中(1989年〜1993年)、手書きの家族新聞みたいな物を作っていて、ご近所のお友達・旧友・親類・親や妹に読んでもらっていた。
 2001年にHPを作ってそこでドタバタ通信15号を再開させるのだが、それはもう手書きではなかった。
HP上にドタバタ通信を掲載する事は(過去の手書きの物も含め)アリやナシや、当時から今もまだ結論は出ていない・・・
けれど店主のPrifileにもあるように、
 *新世紀だということも背景にあり「我が家のホームページ」開設
 *「身内だけのローカル色豊かな」を心がけて
 *「好きなことを発信するページにしたい」と考えて
早い話が、 家族でこんなことしたよ〜楽しかったよ♪
こんな所へ遊びに行ったよ〜又行きたいよ♪ と、子どもと一緒にドタバタ過ごしている様子を書き残しておこう。
いつか子ども達の何かのエッセンスになるかもしれないし、何より自分が後々楽しく懐かしく読み返すのも楽しいかもしれない。
友人知人がこのHPを見てプッと笑ってくださればそれで充分。
本日、手元にあった手書きのドタ通も全てPCに打ち込み完了。
久しぶりに当時の子ども達の様子を思い返し、また自分自身の事も振り返り・・・穴があったら入りたくなった。